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コンポンルアン水上村における、水の浄化と衛生啓発活動による保健衛生の向上

日本カトリック信徒宣教者会(JLMM)

対象地域

カンボジア:コンポンルアン村

背景

コンポンルアンはトンレサップ湖上にある水上村で、約1,050世帯が住む。人々は漁業で生計を立てているが、安定した収入を得ることができず、大多数は貧困家庭である。生活用水を垂れ流すため衛生環境は劣悪で、皮膚疾患や赤痢などの健康被害があり、乳幼児の死亡率も多い。住民はきれいな飲料水を得るため雨水をためるが、十分な水を確保できず、汚染のひどい湖水を利用せざるを得ない状況にある。

目的

  • 浄水装置を設置することで浄化された水を住民へ提供し、衛生状態の改善し、赤痢などの病気を予防する
  • きれいな水による水浴びで、免疫力の弱い子どもの皮膚病などを予防する
  • 主に貧困家庭や乳幼児を抱える家庭を対象に、入手しやすい価格で水の販売を行う
  • 販売による収益で運転資金を賄い、安価な水の提供が持続できるようにする
  • 子どもを対象とした衛生啓発活動を行い、保健衛生知識の向上と疾病率の増加を抑える

事業内容

  • 浄水装置を設置するための土台となる船の補強修理、タンク設置
  • 水装置管理人を1名外部から雇用(くみ上げ作業、清掃、水販売、売上金管理)
  • 浄水装置管理のためのボランティア住民グループ(5人)を組織化、浄水提供25家族を決定(12月には20家族に増加) 
  • 子どもプログラムの実施(水浴びプログラム、飲料水提供、啓発活動)
  • 浄化された水の販売(浄水装置の運転資金。20リットル・約15円で販売。)
  • グループ会合の開催
  • 家庭訪問調査の実施(週に1回、健康チェックと啓発)