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ハンセン病患者に対する巡回歯科医療と現地への事業移転

梅本歯科記念奉仕団

対象地域

タイ:東北部Nonsomboon, Ban Han, Selaphum, Amnatchareon, Mae lao, Mae Thaの6ヶ所

背景

梅本歯科記念奉仕団は、タイにて1987年から基礎疾患の抑制、1999年からは義歯作成を実施してきた。現在当該地域には療養施設に歯科医師が配属されておらず、タイ東北部の基幹病院であるSilindhorn病院の歯科医師3名及び北部基幹病院のPan Hospitalの歯科医師3名を機軸に、年30回程度の巡回診療を実施している。(日本人歯科医師は年間15日間参加)裨益者のハンセン病患者は、社会の偏見により医療が受けられない状況にあり、本事業の歯科医療が唯一の受診機会となっている。

目的

  • 1999年度より実施している東北部5箇所のハンセン病療養施設で「義歯作成プログラム」を継続する
  • 現地協力団体に配属された新任医師に、後継者として「歯科治療技術の移転」を行う
  • 2005年度より実施している北部のMae Laoコロニーでの「義歯作成プログラム」において、現地実施責任団体への要員に、「歯科技工技術の移転」を行う
  • 北部・東北部のハンセン病医療施設において、歯科治療及び口腔のリハビリテーションを実施し、口腔機能回復の最終目標を達成する

事業内容

現地医療機関の歯科医師が北部・東北部のハンセン病医療施設において、15回の巡回診療を実施した。また、2回に亘り、日本から専門家8名(歯科医師4名、歯科技工士4名)を派遣し、巡回診療を行った。義歯制作(17床)、抜歯(120名、154本)、衛生教育(1,138名)、歯ブラシ及び歯磨剤の配布(1,152本)などを行った。診療総数は1,538人であった。