空飛ぶ車いすINスリランカ
対象地域
スリランカ
背景
実施団体は、新潟医療福祉大学義肢装具自立支援学科の学生が中心となって活動している団体である。授業の一環で車いすなどの福祉用具について学習しており、授業で学んだ車いすの知識を生かせる場があるのではないかと考え発足された。サークルの活動方法を模索する中で、日本社会福祉弘済会の「空飛ぶ車いす」というボランティア活動を知り、その活動に参加するという形で活動をはじめ、現在も「空飛ぶ車いす」の一員として活動を行っている。
本事業の対象地域であるスリランカでの支援活動は2005年のスマトラ沖地震をきっかけに始まった。実施団体は2010年からこの活動に参加し、コロナウイルス拡大前は積極的にスリランカを訪れ、修理した車いすの寄贈式典への参加や、現地での車いす修理会などを行ってきた。スリランカなどの発展途上国では車いすを必要とする身体障がい者が多いが、そのほとんどが車いすを利用できていない。実際にスリランカでは今も車いすは不足しており、車いすを求める人は絶えない。
一方、日本国内の車いす利用者は200万人に上り、年間5万台以上の車いすが廃棄され、産業廃棄物となっている。そこで、日本国内にある廃棄される車いすを集めて修理し、車いすを必要とするスリランカなどの発展途上国に送ることで、国内の車いすの大量廃棄と、スリランカでの車いすの不足という2つの問題の緩和を目指す。
事業目的
日本国内の車いすの大量廃棄とスリランカの車いす不足という2つの問題を緩和する
事業内容
1. 修理した車いすのスリランカへの寄贈(230台を目標))
2.車いす修理に必要な工具・部品の寄贈
3.現地住民に向けた車いす修理講習会
4.現地住民に向けた車いす修理講習会