フィリピン台風16号被害緊急支援
対象地域
フィリピン共和国:マリキナ市複合産業村オルランデス地区
背景
2009年9月末、フィリピン・ルソン島中部・南部を台風16号(オンドイ)が襲い、被災世帯数80万(被災人口約392万人)という未曽有の規模の被害をもたらした。マリキナ市複合産業村オルランデス地区の2,500世帯以上が住むスラム街では、マリキナ川が氾濫し、そのうち2,200世帯以上が被災した。中には1階の天井まで浸水した世帯もあった。地域住民で運営する幼稚園(バティボットラーニングセンター)も被災し、全ての教材・備品が使用不可能となった。
目的
台風16号による被災者の緊急支援
事業内容
2009年11月8日と12月6日、マリキナ市の複合産業村オルランデス地区の156世帯(900人)に対して支援を行った。受益世帯の選定については、住民の助けを得て被災世帯リストを作成し、スタッフが訪問して被災状況を調査して、最終決定を行った。
支援物品の内容は、以下の通り。
- 家族キット(敷布団、毛布、蚊帳など)
- 衛生キット(風呂用石鹸、洗濯用石鹸、歯ブラシ、歯磨き粉、タオル)
- 新学期用キット(通学用バッグ、ノート、クレヨンセット、ペン、はさみ、その他)
- 食糧(米、肉製品)