ホーチミン市のストリートチルドレン保護支援施設タオダンのエデュケーター育成・研修に対する支援事業
ACHAN JAPAN
対象地域
ベトナム:ホーチミン市
背景
ホーチミン市には、約8,000人以上のストリートチルドレンがおり、彼らは路上で生活をしながら、法律違反行為、麻薬、売春、スリ、大人からの強制による夜の物乞い、物品の販売(花、宝くじ、絵葉書等)などを行っている。政府のこの分野における対策は未だに不十分で、民間のNGO46団体がこれらの子どもた ちの保護や支援を行っているのが現状である。
目的
ストリートチルドレン保護施設のタオダン(Thao Dan)のエデュケーター(教育担当者)15名を以下の通り育成することで、より効果的な支援活動が可能になる。
- ストリートチルドレンへの支援活動を行う際に必要な知識とスキルの習得
- 各専門機関や他団体との交渉能力の習得
- 組織能力や専門能力の向上
- ボランティアへの指導能力の改善
事業内容
現地カウンターパートであるタオダンの主導により、下記の事業を実施する。当団体の担当者は、セミナー開催時に現地を訪問(2〜3回)し、必要に応じて打合せやモニタリングを行う。
- 「エデュケーター(教育担当者)基本」セミナー(基本的知識・スキルを習得)の開催(2回:3月・4月)
- 「グループ精神」セミナー(団結、協力、支え合いを学ぶ)の開催(1回:7月)
- 「心理カウンセリング応用」セミナー(心に傷を負った子どもたちへのカウンセリングに必要な知識を習得する)の開催(1回:9月)
- コンピュータ担当教員と英語指導教員の専門性向上支援「心理カウンセリング応用」セミナー(心に傷を負った子どもたちへのカウンセリングに必要な知識を習得する)の開催(1回:9月)