バングラデシュ寺子屋学校校舎建設
対象地域
バングラデシュ:ネトロコナ県 ベタティ地区
背景
対象のベタティ地区は、公立学校も少なく、貧しい家庭が多いため、バングラデシュの中でも最も識字率の低い地域の一つである。政府の統計によると、この地域の識字率は約30%であり、全国平均の約56%をはるかに下回っている。また、この地域は、2004年4月に竜巻によって校舎が全壊するなどの大きな被害を受けており、現在、満足な教室や校舎がなく、子どもたちは青空教室や教師の自宅の軒先を借りて学んでいる状況にある。
目的
レンガ校舎を建設することによって、子どもたちが天候に左右される心配なく、安心して学べる教室を提供する。また、学校施設が拠点となり住民の生活向上への意欲を高めることも目指す。
事業内容
現地NGOのBasic Development Partners(BDP)の主導により、下記の事業を実施する。当団体の担当者は、年2回、現地を訪問しモニタリングを行う。
- パトゥリスクールにレンガ校舎を建設
- 建設した校舎を使い、1ヵ年課程の幼児教育と、5ヵ年の小学校教育のうち4ヵ年課程までを実施
- 地域住民より中等教育を受けた女性を発掘し、教師として養成
- 学校における環境衛生教育の普及(トイレの使い方や飲み水についての指導)